誰が悲しんでくれるのでしょうか!
- 2017.04.19 Wednesday
- 21:14
4月18日に「新潮45」に3年前の渋谷の道玄坂で生後3か月の女児が同居していた18歳の未成年の女子たちに虐待を受けて死亡した事件の内容が掲載されました。(P82〜P92)
今回、石井光太氏が取材されて私も知らない事件の内容や事件の背景がかなり詳細に掲載されております。
裁判にもなりましたので当時、私は多少なりとも母子とかかわり言いたいことは山ほどありましたが影響を考えて控えておりました。
しかし裁判も終わり石井氏が明確な取材をされて私の知らない部分や知りたかった部分も今回新潮で公になりましたので公表します。
あの事件発生時にも記載しましたが私は特別養子縁組を決断した実親のサポートをして育て親も決定しましたが最後にキャンセルとなり実母が連れて帰り実家で育てることになりました。
しかし家出癖のある実母に一抹の不安を抱えてそれでも1か月後には検診後の報告や「大事に大事に育てて素敵な親になれるように頑張ります」という希望に満ちた手紙をもらい安堵したのもつかの間の時間となりました。
詳細は新潮45を購入してご確認下さい。
どうしても残念なのは人間一人死亡しているのに犯人という女性が無実になったことです。
そして生んだ親やその親族が「もう忘れたい」と言ってることです。
血を分けた小さな命が無残にも殺害されて忘れてしまっていいものでしょうか。
私は協力病院で「遺体はあまりにも無惨だったのでこのままにはしない。裁判に持っていく」と言った刑事さんの言葉を病院側から聞いているので心は自分の身内が殺害された気分でした。
出産も立ち合い、赤ちゃんの写真もあります。
いつも思い出すと「返さないで置いたらこんなことにならなかったのでは」「3か月経過していてももう一度連絡をくれたら迎えに行ったのに」と何度も後悔しました。
人間に生まれて来たのに人間扱いされずおもちゃのようにされて逝ってしまった子供に「二度と同じ子供をつくってはいけない」と肝に命じベビー救済の肝筋を入れ替えました。
石井氏にはここまでよく取材して下さり心より感謝申し上げます。
3か月で亡くなった子供の無念を一人でも多くの方に読んで欲しいと思います。
私は今、親心みたいな気持ちです。
子供の無念をどうかみなさん新潮45で感じて下さい。
そしてご自分の子供を強く抱きしめてあげて下さい。
ジュノちゃんに心からご冥福を捧げます!
注:ジュノとはローマ神話で女性の守護神、実親が幸せになって欲しくてつけた名前だそうです。
漢字では違う字ですが私にはそう説明してくれました。