ドラマ「マザーズ」母たちの願い
- 2016.10.20 Thursday
- 02:33
10月15日午後1時30分オンエアされましたドラマ「マザーズ」ですがご覧になった方はすでにため息・感動・涙・・・でしょうか。
予想以上の出来栄えです。
放送時間が短いと言うのが第一感想です。
毎回ですが事務局に助監督さんが見えて小物を借りて行かれます。
アルバムや引き渡し時の写真・今回は保育研修用のベビーバスに人形などそれは大掛かりです。
今回は会のHPを真似てお写真は○○ちゃんかな。「パクりました」と助監督さんから聞きましたがらぴすさんが指導されたようですがまぁよく似てますこと。笑っちゃいます!
最後に八嶋パパが赤ちゃん抱いてマンションの玄関から出て来るシーンで抱っこフォルダーは私のいつも使用するものです。
何だか持ち合わせの者がフイットしないようで目に着いたのか「これいいね。いけるかな貸して?」と言われました。
赤ちゃんの顔が見えるように片方をガムテープで留めて、あれじゃ普通は危ないですが・・・見せる為にですよ。笑
右向きの子なので右側安全ベルトを外しました。なかなかあのだっこフォルダーも活躍するじゃんと思いました。
さて内容は今回は養親の子供が来るまでの葛藤を描いて行くのですが皆さん、様々な場面で感動と同感だと言う声が上がっているのではないでしょうか。
同じ辛い不妊治療の体験や養子を迎えると言って親や兄弟に反対をされたなど、周りの理解が得られずに苦しむ・悩む事もあったと思います。そして養子もそう簡単には生まれないし希望者は山ほどいますのでご縁を頂くまでどう夫婦で待機するかもあります。
うちの会は待機になればOBたちと交流できるので先輩たちが当時どのように待機したか聞けるし不安や心配も聞いてもらえたりで交流のない団体よりは心配事も解消される思います。
1年間かけて中京テレビのプロデュ―サーさんが事務局に通い情報を得て脚本の内容を組み立てて行くのですがぽけっとには年間多くの相談が入りますので内容も豊富です。
そこで私たちが対応した様々な内容の中で特に印象が残った案件や問題だった案件をお話して「ピン!」と来るものがあるのでしょう放送されるとこういう風に組み立てたのねとなる訳です。
今回は関東ブロックのOBさんを元に親から反対されたケースとキャンセルも出てます。裁判の途中で「子供を返せ」と言われて残念な結果になる事もまったくリアルに表現されていて当事者が見たら少し辛いでしょうが厳しい現実を皆さんにも知って頂き決して養子縁組は甘い物じゃないと言う事も感じて欲しいと思います。
だから養子は来たら可愛いし我が子となる訳ですから愛しいのです。辛い景観があれば尚更愛しいのは当然ですよね。
毎回、俳優さんも豪華ですね。
私は木村さんと八嶋さんの赤ちゃんになる子を連れて台風の影響もありとうとう1週間撮影場所に滞在することになり乳母とマネージャーを務めたのですが結構きつかったわ。
泣かない子なので助かりましたがいつもミルクとオムツが気になり泣くタイミングを見てハラハラしていました。
八嶋さんが大変子煩悩でよく面倒見て下さりまたこの子は実際養子であり撮影が終わればそのまま養親の所に行く事をご存知でしたから皆さんよけいに思い入れは強く「亮太朗」と呼んでくれてました。
「おはよう亮太郎!今日はご機嫌はどうかな?」とか。
あぶちゃん(お笑いの)がスタッフ役で出演されていましたがいい方でした。泣き虫で亮太朗を見たらもう寄って来て涙ぐんでました。優しい方でご自分でも男の子がいるからかかぶるものがあるのでしょう。
なかなか授からない時期があったようで養子も頭をかすめたと話されていました。
お別れのシーンでは毎回泣いて、本番でも本当に泣いてました。
養子縁組は可哀想と言うイメージがあるからか、俳優さん達も実際私が現れてこういう活動をしている人間がいるからか気になる点を聞いて来ました。
「この子は幸せになる為に生まれて来たので養子縁組は可哀想なことじゃないんですよ。笑って幸せにと送り出してあげて下さい」と言うと納得されていました。
八木優希ちゃんが娘役を演じてくれましたが養子である部分のセリフがあり娘はこれを聞いてどう思ったのか・・・気になるところです。いい味出してくれました。
病院で室井さん演じる奥田代表が看護師とぶつかるシーンがあり本来はケースワーカーなんですが・・・これも言われたセリフがまた合うこと、もっと酷かったですがまぁまぁいいかなという感じです。
最後はお宮参りで締めますが反対した親が最後どう変わるか・・・俳優さんですね、いい顔して演技して下さいました。
木村佳乃さんは2児のお子さんをお持ちですから慣れていらっしゃいますが養子縁組の世界をのぞいてしまったので現実幼稚園の保護者さんたちとの違いを感じてしまったそうです。
知らない世界の現実を知って頂き考えて頂く事は凄く光栄です。
嶋さんのお父さん役の清水省吾さんも養子縁組されていてやはり色々な事があったと話されていました。
私も3年間、撮影現場に行き俳優さんを目の前で見て「あれほんもの?」と毎回思いますがやはり関心のある方や子供が好きな方など合ってすぐに分かります。こういう方も少しでも関心を持って欲しいなぁと思いました。
室井さんはさすがです。
演技に入ると一段とスイッチが入りますね。終わると全然感じが変わるのでベテランだと感じました。
「どの俳優さんもこの特別養子縁組を十分に理解して下さりぽけっとさんの活動に感動したからこうして協力して下さったのです」と聞くと本当に身が締まる思いがします。
どの方も自分の演技が上手く伝わるように、活動している私達も喜んでもらえるようにと言う強い思いで演技して下さいます。
「今のシーン、いいですね」と言うと「そうですか?上手く出せたかな?」木村さんは寄って来て言いました。
八嶋さんはマンションの外で私と話していたら近所の方が見ていて「よかったらサインしますか?」と言ったもんですから大騒ぎになりみんな紙とペンを持ちより帰りには沢山の方が並んでサインもらってました。笑
しばらくあのマンションは有名になり語り継がれるでしょうね。
本当にいい方で気さくでした。
今回、主人公の赤ちゃんに抜擢した子は実母の命を賭けた勇気に答えたくてこの子にしようと決めました。
将来、赤ちゃんの時にこんなに経験をしたんだ、沢山の人に感動を与えた、素晴らしいお役を持って誕生した事を知ってくれたらいいなぁと思います。親から守られ更に誕生しても多くの人に守られて生きて来た命である事、ありがとう亮太朗!!
次に生まれた実親さんのお母さんに「うちの子も出して欲しかったな。もっと早く生まれていたら・・・」と言われました。
最終日・・・オールアップしてお花を頂きました
名古屋駅で
最終日・・・お宮まいりに行くシーン