もう一度深く考えては・・・・

  • 2016.07.28 Thursday
  • 03:02

今年は雑誌や本の取材の年なのかいきなり3冊の本が出ました。

来月更にもう1冊石井光太さん作のエピローグが発売されます。

タイトルが「鬼畜の家」と言うそうです。

これはBPの母子寮の取材内容ですがこの母子寮が「鬼畜の家」と言うわけではなくいくつかの大きな事件が題材となっているそうですがそのままだとあまりにも重く暗いので最後に「特別養子で命をつなぎ子供の幸せを考えて絆の家族が誕生する」と言う事を伝えて下さっているようです。

来月発売予定で詳細が分かればお知らせします。

 

この頃、生まれた子の障害や病気の件で考える事があります。

資料にも病気の子の詳細は記載しており、尚且つ説明会でも口がすっぱくなるほど説明しており面接時にも再確認して話すのにいざ自分の所へ少し親の手を差し伸べる必要の子の該当を出すと「白紙にしたい」とキャンセルになることが多いのです。

自分たちが子供の持てない事情を棚上げてして「健康児を希望」する親がいるのが本当に残念です。

覚悟が出来ていないと言うことです。

そういう方が一旦キャンセルし次の子を迎えたとして、キャンセルされた実親が聞いたらどうでしょうか?

また自分たちの子供が授かっても100%健康児で誕生するとは限らないですよね。

当会では実親の全てを受け入れてくれる親である事とし同意書も今では取っていますがそれに署名捺印していても平気でキャンセルされるご夫婦がおります。

「同意書」の意味が分かっていないのか、今後この件も検討するようにします。

 

キャンセルの電話を私が受けて話していると必ず娘が傍にいる事が多く母に「自分で産んで病気の子が生まれたらどうするんだろうそういう親は。生んだ子なら諦めて育てるだろうな。だからこういう場合養子だからキャンセルするんだよ。うちの子にすればいいのに。うちの子にして私の妹や弟にすればいい」と怒っていたそうです。

母も聞いていて「子供ながらにそういう体に生まれて来た子供を不憫に思うのか悔しいんだろうなぁ」と言いました。

 

私はこの16歳の子が知らないうちにこの病気やハンディのある子への偏見や差別に関して1番教えたい事でしたがどうやら私が教えなくても黙々と入っている事を今回確認しました。

それは私以上だと思います。

「ダウン症の子なんてあんな可愛い子はいないよ」と言った時は感動ものでした。そう思える子に育ったか・・・母は嬉しい。

 

ところで悲しい事にこの娘は運動音痴で何をやってもへたっぴ〜sorry2困った汗

高校生になり痩せる目的もあり「ゆる〜い部活」に入ると言ってなぜに硬式テニス部に入部。男子は強くて女子は・・・雨模様なら練習休みの同好会程度の部活らしい。

でも1年生は12名入部があり(2000年ベビーなので大勢)みんな大半が素人。

全員試合に出されてサーブなんて誰も打てなくてそこからして負けるわな。

むぅなんてまだラケットにボールが当たった事がないと言う話。

それなのにラケットやシューズやバッグやらで結構大金が飛びました。

ルールもよく分からず紙に書いたのを渡されておまけに練習試合を他校とやり中学の時の友人たちとあたり「いやだよぉ〜」と叫んでおりました。

まっ、結果は聞くこともあるまい。

 

しかし問題はまだあり、審判もみんな順番で経験するらしく紙に書いたのを暗記して行きましたが2年生に何か陰で言われたようで様子が変。「へったぴ〜が審判やった」とか言われたとか・・・本人は試合も審判もやりたくないのです。

 

小学生になり体育の時間の授業参観で母は知った、あの運動音痴を。

マラソン大会はまぁまぁ遅くてもまだ集団の中にいたな。

走る姿が早い子とは全然違うので遅いのは分かった。でもなぁ泳いでも5m、ボール投げてもありゃりゃ。

バトミントンも下手。バレーボールもとんでもないところに飛ぶ。サッカーしたら申し訳ない方向にボールが行った。

跳び箱なんて3段で何度も飛ばされた。何回目に合格もらったんだろう。

体育は何をやってもとろくて鈍い。教えてもこれは無理。生まれ持って来たものだから。

仕方ないので「諦めずに最後までやり通すこと」だけは教えてきたけどまぁそれだけが救いかな。

可哀想なくらい運動音痴で出来るものならば私があの子の実親に再会して聞きたい「あのぁ〜運動音痴でしたか?誰か運動ダメな家族はいませんか」と。

 

しかし、勿論水泳は駄目でも水着には非常に興味があり只今、スタッフのおさがりの水着を試着して「もっと何とか胸がぼよよんにならないかな」と無駄な努力でビキニの胸のガバガバをしきりになんとかしようとしています。

海で泳げずとも誰にも叱られないし、高校迄体育はあるけど大学はないから頑張れ!

生まれて我が家に来て数年後、うちにはいないこんな運動音痴な子は。しかし一生懸命努力することが大事という事を学べよ娘。

運動音痴でも嫁にも行けるだろうし子供も産める、違うところで自分を見せろ!!!

 

皆さんもこれから我が子の知らない世界を知ることになります。

いい事も悪い事も、我が子になったから経験出来る事ですし共に笑い共に苦しみ泣いたりしましょう。

それもこれもいつかはいい思い出になるのですから。

 

宿泊したホテルで


 

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