考える事いっぱい

  • 2015.08.28 Friday
  • 15:08
急に涼しくなり体への負担は楽になりました。
そしてこの暑かった夏までに色々な出来事がありました。
いいことばかりではありませんでしたが自分にもまた幹部やOBたちにも様々な反省と今後への課題などいっぱいの時期でした。
でもその中でも障害児やハンディのある子たちの相談やその回答でもしっかり自身の意志を持って回答して下さった親もいたりその後、「自分たちに振ってくれれば良かったのに」と言う親もちらほら出てくれて本当にBPの親は凄いと感動しました。

いちご組もようやく私の気持ちが理解できたようで該当を出して「今回はお断りします(次回はないのに)」と言われてしまうと実親になった気分で自分の産んだ子が断られた、産んだ事まで否定された気分だという実親の代弁が痛切に感じるようになったようです。
障害児やハンディのある子の実親はその時はもう必死です。本当に良く調べて懇願して来ます。
「BPさんは優しくてあったかい団体だと聞いています。助けて下さい!」と言われてしまうとう〜〜んとうなってしまう自分がいます。勿論、うなってもダメな場合はお断りしますよ。

難題のあるケースや難しいケースの場合、私も助けて上げたいけどあげられるかな、私に出来るだろうかと悩む時もあります。
そして心の中に静かに囁く声が聞こえて来ます。
「やりなさい。やってあげて。大丈夫やれるよ!!」と誰の声とも分からず、いつも悩むと聞こえて来る魂の応援、「そうか!やっぱりやらないと駄目ね。救えるよねこの命、よ〜しやるぞ!やるしかない!!」と独り言のように自問自答して幹部に連絡します。
いつもそうです。
幹部達はいつもその連絡があるのを待っている状態です。その後は勿論「大丈夫ですよ。救えますよ。やりましょう!」と団結。

BPでは母子寮は東西にありますから年間多くの実親達が救いの手を求めてやって来ます。
それは時には私達受け入れるスタッフにも多大な影響や重責を押し付けてくる結果になる場合もあります。
家族全員が何かしらその時の役をしなくてはならない場合もあります。
年寄りから子供までいるものは何でも使う事もしばしば、緊急事態も数知れず発生します。
親でもなければ家族・親族でもない我々他人が長時間、拘束されたり待機させられたり、本当にここまで誰がやるだろうか。
どこの団体がやるだろうか?としみじみ思います。
感謝もされずお礼もなしに帰る実親もいたりあんなにお願いして決めたのにその後、裁判にも応じず連絡もつかず途方に暮れる事もありますがそれでもじっと我慢の自分たちです。
出産後しばらく鬱で子供を産んだ事や養子に出したことを後悔したりそのことで関わった私達を恨んだりする親もいます。

何が真実で何が本当なのか、裁判所で明らかになるわけですがそれでも私達は初めに「どうしたの?」「助けて欲しい」と言う言葉の掛け合いからスタートします。
結果、恨まれようとその時は実親さんがそのように話してそれを信じないといけないのでそのままいく訳です。
でも「最後にこれかよ」とがっかりすることもしばしば。それでも又明日から「どうしたの?」と救済の手を差し伸べて行かないとならないのが今の私達です。

今後も東西の母子寮には地元にいられない深い事情の実親達がその時を待つ気持ちで移動して来るでしょう。
平成27年の残された後半期をBPはどのように進んで行くか、誰も分かりませんが本部にやって来る小さな命は何喰わぬ顔で「ありがとう!後はよろしく」と言う感じで私に呟き新しい親元へ巣立って行きます。
どんな状態でも事情でも「よく生まれてきたね」「よくここに来たね。ありがとう!」とみんなに声をかけて旅立たせます。
私のしがないメッセージは必ずこのBPに来た小さな命は魂の中に潜んで巣立って行ってると思います。
病気を持った子や障害を持った子の大半は妊娠中に流産になったり死産になったりしてしまうそうです。
それがこの世に誕生するのですから生きる命であり生かされる命なんです。
差別したり見た目で判断せずちゃんと向き合って考えて上げたいですね。もったいない、命に無駄なものなんて何一つなにのですから。
BPに来る命はいつもきらきら輝いてピカピカして巣立ちます。
高価な宝石もこの命には叶いません。
受け取った親達は更に磨いて下さいね。そして大事に大事に育んで行ってあげて下さい。

注:6月のシンポジウムの際、トイレ・化粧室など水回りの件でホテルに確認しましたが「全く問題はない。何も連絡は入っていない」と言う報告を受けました。おむつの処分に関しても同じです。心配された方がいるようですがここでお知らせしておきます。
ホテル側も駐車場やホテル内はくまなくパトロールしていたようです。子供が多いので特に何かないように注意して下さったようです。

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