平成27年夏の陣

  • 2015.07.19 Sunday
  • 08:21
夏休みを目の前に7月は異常な相談が激増してスタッフもてんてこ舞いしております。
昨年は6月でした。
今年はそのムードは7月に流れました。
只今、赤ちゃん3人、賑やかな毎日です。
先週、一人行き代わりにまた1人入り今週2人行き2人訪問する予定で、また出産も数名待機しております。
ここにきてベビーシッターも夜の育児体験も経験し研修は大きく進みました(笑)
一人は1時間おきに泣き、ベビーベッドでは寝ないし大人の布団だと寝ると言う背中にセンサーのある子のタイプ。
養親はきっと大変だと思います。
いや、本部にいる時だけかも知れません。私達を困らせる為にやんちゃしているのかも。
お蔭でスタッフたちは寝不足ですよ。
でもこうして必ず毎月切れずにBPには赤ちゃんがいるのも感謝です。

いればいたで忙しいので休憩の時間が欲しいと思いますがいないとやっぱり「寂しい」と感じるのは貧乏性の証拠らしいです。
どうせ貧乏な団体なので嫌ではありませんが。

さて、先日関東の実親さんが未受診でいつ生まれてもいい状況でSOSを発信して来ました。
実はこの相談者は2、3ヵ月前に一度電話で相談されてまだ週数が間に合うので病院も探して受診するように伝えておきましたが結局何もしないまま臨月を迎えどうにもこうにもならずここにきて緊急で相談して来ました。
しかしここまで来ると西も東も母子寮への移動は危険で不可能なので近いブロックの一時保護をお願いしました。
今は東京ブロックに落ち着きましたがブロック長さんとハチ公さんには大変お世話になりました。

この緊急事態も1日何度もメールと電話でやり取りし、雑誌の取材の2日目でしたが取材中にもかかわらず私も最後には切れて雷を落としました。
何度話しても大事なところで無言になり泣きだす、自分の身の危険を全く理解しようとしない、「このままいけば自宅出産は免れない。母子共に危険になる可能性も高い」と言うのですがなかなかいう事を聞かず保険証も使いたくない、親にも秘密で親と同居し誰にも相談できないの一点張り。
「我儘もいい加減にして下さい。もう時間がないのにああだこうだ自分の都合ばかり言っていても危険が増すだけですよ。うちの条件はもうこれだけしか出来ません。団体にも限界があります」と強く言い、数時間後に結果を連絡するように言い電話を切りました。

2時間後に承諾する連絡が来ました。叱られてけじめがついたようです。声が変わっていました。
それからはきよ〜んさんとハチ公さんが大変でした。
お迎えの準備と病院探し。
翌日、実親をお迎えに行き確保して頂き、2日もかかり全部の病院に連絡して断られて最後は保健センターの保健師に相談してどうにか病院が来まりました。
今回は保健師さんには大変お世話になりました。
後日、私も保健師さんに連絡し事情を説明しました・
今後も地元の保健師と連携して行くようです。その方が私たちも安心です。

また病院でも二人のOBは逆に厳しい事を言われたそうですが私たちは親ではないし叱られても困るのですが病院もぶつけるところがないからこちらに言って来るので仕方ないと思いますが嫌ですよね。
良かれと思い助けていて叱られる訳ですから。

でも事情を伝えればどうにか理解はして下さるようです。ここまで来てしまいもう後がない訳ですから。
最後は自宅で救急車を待つしかないのかなと思いましたがぎりぎり受けて頂きました。
親にも秘密である事が何かあったらどうすると言う病院側の言い分です。

協力病院だと緊急でも私の電話承諾や病院側の承諾で進めて下さいますがそれが大きな病院だとほとんど出来ないのです。
当然です。しかし本人がどうしても言わないし承諾しないとなるともう私たちもどうすることも出来ない。
そこに来て何らかの問題が生じれば全責任はBPであり私の責任です。その覚悟はいつもしていますが無責任な親の考えや我儘から来るものならばそれは断固許す事は出来ません。
あんなに時間があり詳しく説明したのにその後は放っておいてギリギリになり身動きできなくなったら頼るでは誰でも嫌です。
まずこの病院探しが難航しますので受け入れて下さり感謝しかないのです。
今のところどうにか母子共に問題はないようですが誕生まで東京ブロックのOBたちにはお世話になるかと思います。

こうしてSOSにすぐに反応して下さり快くサポートにも協力して下さりBPのOBたちは凄いなぁと感心しました。
自宅を提供して下さり傷つき不安な妊婦の面倒をみて下さるのですから本当にありがたいです。
以前、埼玉でヒルズさんも1ヵ月実親さんのサポートをして下さいましたが今後もどうにも母子寮には移動が無理な場合は近県のOB宅のご協力をお願いすることもあるかと思いますがどうぞよろしくお願いします。
無事に赤ちゃんが誕生し皆さんに嬉しいお知らせが出来ます頃にまた話題にしたいと思います。
こうしてSOSはつなげて行くのです。
どこで水が入っても切れてしまっても先には進めませんし命も途絶えてしまう可能性が高いので急がないといけないのです。
神様はいるなとこういう時にいつも思います。
子供たちがみんな集まり小さなパワーで守るのでしょうね。
ご縁がつつながりいいサポートになりました。
これが「ベビー救済」と言うものだと思います。

私の替わりにあちこちで叱られて嫌な思いをされたお二人に心からお詫びします。
そして助けてくれてありがとう。



左から早く生まれた順。真ん中は男児ですでに巣立ちました
ベッドがきつい、撮影用です。



お兄ちゃん痩せてんのね。
あたち大飲みと言われたの
また肥えたかしら
 

PR

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2015 >>

ベビー救済サイト

予期せぬ妊娠でお悩みの方と赤ちゃんの命をお守りし温かい家庭への特別養子縁組をサポートする
特定非営利活動法人
NPO Babyぽけっと

selected entries

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM