北の国の2つの涙

  • 2011.11.28 Monday
  • 00:11
 先日は5日間のうち2往復の北の国の旅でした。
北の国でも初めての地域に縁組家族が誕生し19年というながきにピリオドを打ったご夫婦です感激もひとしおです。感激の涙の連続です。
子供といっときも離れたくないと言う感じでした。

またもう一方では悲しくて辛い涙も見ました。
実母さんに抱っこされて整ったお顔で大きな赤ちゃんです。
「最後だからベビー服を着せる?」と聞くとしないと言いました。
そして泣きだして可哀想だなと思いました。
一緒に写真撮ろうかと言い、母子の写真を撮ってあげました。
1枚は笑いながらもう一枚は泣きながらです。
お母様にも聞きましたが静かに「いいえ」と言いました。いっぱい抱っこして上げたからいいそうです。

先に部屋を出て行きましたが泣きなきで何ともこちらも辛いシーンです。
今回の事で何かを学んでつかみ取って欲しいと思いました。
そして成長して欲しいと願います。

同じ北の国ですが片方では喜びの涙を見てもう片方では辛く悲しい別れの涙を見ました。
片方は感激ばかりの人生でないかも知れません。どんな事があろうと踏ん張って乗り越えて欲しいと言う願い。
また今は辛くても人は同じ所に留まってはいません。先に先に進んで行きます。同じ状況ではいないと言う事です。これを機に大人になって欲しいと思いました。

またここには立派な協力病院があります。
1年半ぶりに立ち寄って来ました。
事前に連絡をして行きましたが受けつけで「マザ−さんが見えました」と呼んで下さると奥から院長が駆けだして来てくれました。この姿を見ると嬉しいです。
「2階へ行きましょう」と促されてあいにく、師長と主任さんはお休みでしたが他の看護師達みんなが歓迎して下さいました。
昨年、生まれた赤ちゃんのアルバムが大好評で院長は名前も覚えています。「いい子で良かったな。あんなに大事にされて可愛がられていて私らも嬉しいですよ!」と言って下さいました。

生まれるまで実母さんには優しく語りかけ生まれたら赤ちゃんは看護師達が手厚くケアして下さり至れり尽くせりで言う事ない病院です。
こうした病院が増えると亡くなる命はずっと減ります。そういう社会でないといけないと院長は言います。
来年もまたここに戻って来れるように祈ります。

ここ北の国には何かある!強くて深いえにし・・ご縁があると感じています。
そう思いながらコウノトリ便に乗りました。

PR

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< November 2011 >>

ベビー救済サイト

予期せぬ妊娠でお悩みの方と赤ちゃんの命をお守りし温かい家庭への特別養子縁組をサポートする
特定非営利活動法人
NPO Babyぽけっと

selected entries

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM