8日目の蝉

  • 2010.04.28 Wednesday
  • 15:50
 今、NHKの火曜日夜10時から「8日目の蝉」というドラマが放送されています。
これは主人公が妻子ある男性と恋に落ちて妊娠しますが男性から巧みに出産を拒まれ信じて中絶してしまいますがその後同時に男性の妻も妊娠し出産します。
自分は男性の言葉を信じて子供を諦めてそして二度と妊娠出来ない体となり、男性の妻からは罵倒されただ一目その誕生した子供の顔を見たいという願望から結果的にはその赤ちゃんを誘拐して6年近くを逃亡しながら子供と2人暮らしをして行く・・・・
「ただ、2人で生きて行きたいだけ・その未来が欲しいだけ」と願う主人公。親子ではない事情の上に誘拐犯と愛人の子供の生き方を強く感じさせるドラマです。

養子縁組とは内容が異なりますが「子供を育てる」という点では血のつながりを超え、犯罪と分かっていても子供を育てたいという人間としての本能、母としての母性を凄く考えさせられて毎回、ドキドキしながら見ています。
来週は最終回です。6回の放送ですが私は強く心を引き締められる内容だと思います。

どんなに酷い環境であれ、必死で子供の為に子供の身をかばい1日でも長く子供と一緒にいたいとそれだけを願いながら育てる容疑者、外の世界をろくに知らないで気がつくといつもその母と着のみ着のままに逃げる子供。
友人を頼りに友人の故郷に身を寄せてしばしの穏やかな日々は誰しもこのままこの時間が止まればいいと感じたはずです。
そうはならないことをこの容疑者自身は分かっていました。
小豆島・・・いいところですね。訪れた事が何回かありますが本当にいいロケ地を使いました。

子供にとってここだけが唯一、安心して心穏やかに子供らしく生きられた時間だったと思います。
この記憶が最終回にどうつながるのか・・・・

幼児誘拐は大きな罪ですがこうして人を愛し、そして騙されて人間として扱われず放り投げられたり散々言葉で罵倒されたりそれも女性の方ばかりです。簡単に言えない問題でもあります。
いい悪いを越したものですが片や無事に出産し至福の毎日を送る夫婦と二度と妊娠の出来ない体となり自分の子供も亡くし希望のない人生を余儀なくされた主人公。
男女の仲、そして妊娠・出産はどんな時にもみんなが幸せであるとは限らない現実もあることを物語っているようです。
その先延長線上にこの養子縁組という手段もある気がします。

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